茅ヶ崎でのライブを終えて

photo by toshi

いろいろな言葉を捻り出し、書き並べても、
自分の気持ちをちゃんと表わす言葉になっていない、
と感じる時が、よくあります。
今がまさにそうで、
茅ヶ崎ライブ=「ギフト」の感想やお礼を書こうとしているのに、
適当な言葉がなかなか見つかりません。
いずれ限界のない「音楽」という手段で
この気持ちをお伝えできればと思いますが、
それでも今、伝えられることを頑張って伝えてみようと思います。

究極のひらめき人間である私がビビビときて、
茅ヶ崎でコンサートをやりたいと思ってから3年経ちましたが、
茅ヶ崎を知れば知るほど、茅ヶ崎が好きになる反面、
暮らしぶりが豊かで行動的で知的レベルの高い住人の方々に、
果たして自分達の音楽や映像を受け入れて貰えるのだろうか、
という恐怖にも似た気持ちが生まれてしまっていました。

そんな気持ちを知ってか知らないでか、
Iさん御夫妻は、ずーっと優しく全面的に協力し続けて下さり、
いつもニコニコ顔で「心配しないで、任せて!」と言って下さっておりました。

「背中を押し続ける」ということが、
音楽をやっている者にとっては、一番嬉しい「ギフト」なのです。
本当に有り難かったです。

そして、もう一つのギフト、
教会で演奏出来るチャンス、まで頂けたことは、
「milly la foretの音楽は、絶対に教会で演奏したら似合う」
と信じて疑っていなかった私達にとって、天にも昇る嬉しさでした。
しかも、経年の木の温もりが素晴らしく、
非常に音が良い教会でさせて頂けるなんて!

なので、このライブのテーマを、迷わず「ギフト」にし、
目標を、
Iさん御夫妻とお友達、教会の方々の、御厚意に応えるライブにする!
にしました。

で、ここ数ヶ月、全力でがんばってきたわけですが、
まあ、いつものことで、本番では50%の力も出せず仕舞い。
ただ、それでも観客の皆さんにまた少し「近づけた」ような気がしましたし、
次はもっとこうしたい!というエネルギーがいっぱい沸いてきて、
パワーを引き出して貰った幸せで満ち満ちています。
Iさんご一家、茅ヶ崎の皆さん、遠路遥々いらして下さった皆さんに、
心の底から感謝しています。



Iさんが、昼間でも映像が見やすいように、と、
天井から床までの細い窓用のカーテンを
わざわざこしらえて下さっていました。
きっと誰にも気づかれなかったと思います。
でも、そのおかげで数倍映像が見やすかったはずです。

そういう心遣いが、料理を美味しくしたり、友人達との良い関係を築いたり、
気持ちの良い空間を演出しているんだろうなぁ・・・

と、彼女の生活の豊かさの秘訣を垣間見れたことも嬉しいことでした。
見習わなくちゃー!!!

miori