On s’entend bien(オン・サンタン・ビァン)

白露
お待たせ致しました。
salon de millyで募集した「春・冬が来る前に」の詞の選定が終わりました!
プリントした紙を投げて、一番遠くまで飛んだものにしました・・・
というのは嘘で、1つ1つ、本当に本当に丁寧に吟味させて頂きました。
勿論、「穀雨」ライブの時のアンケートも参考にさせて頂きましたが、
(実は、どれも全く同じくらいの人気だったのです)
決め手は、「自分達にしっくりくるもの」でした。
例えると「洋服の試着」でしょうか。

洋服って、見ている時と着てみた時の印象が、随分違いますよね。
見ている時は素敵だなぁと思っても、着てみると、自分の顔や体形に似合わなかったり、
なんだか着心地が悪かったり。
他の人だったら似合うのだろうなぁ、、、
と思いながら諦めた洋服がいくつあったことか。

詞も同じで、歌い手やメロディとの相性が良いかどうか、
は、かなり大きな問題だと思うのです。

この度も、素敵だなぁと思っていた詞のなかに、残念ながら、
歌ってみたら、なんだかしっくりこないぞ、と思えたものがありました。
メロディとの相性が悪かったのか、私達の世界観ではなかったのか。
なので、落選した方も、ぜひ落ち込まないで下さいね。
私達と相性が悪いからといって、その詞が悪いわけではありませんので。

でも、もしかしたら次に作る時の参考になるかもしれないので、
ちょっと私なりの感想というかアドバイスのようなものを書かせて下さい。

私の好きなフランス語の1つに、「On s’entend bien」(オン・サンタン・ビァン)があるのですが、
直訳だと、「私達はお互いによく聞こえています」ですが、
実は「仲がいい」という意味で使われる言葉なのです。
お互いうまく聞き合えば、分かり合えて、仲良くなれる、
ということでそういう言葉になったらしいのですが、そういう発想が素敵ですよね。
相性の良さ悪さって、最初から決まっていると思っている人が多いような気がするのですが、
相手をよく見る、相手の言うことをしっかり聞く、相手のいろいろを理解する、
ことで、必ず良くしていけるものだと、私も思っていたので、
フランス人、いえぃ!いいぞ〜!賛成〜!万歳~!でした。

実は、当選した詞は、「あれ、これ、私達が書いたっけ?」と思うほど、
自分達らしい詞でした。
もしかしたら、生まれつき私達と似た世界観をお持ちの方なのかもしれませんが、
世界観だけではなく、メロディとの相性も良かったので、
やはり「よく聞いたり」「私達のキモを掴んで」下さった上で
成し遂げられた技だったのじゃないかなぁと思っています。
やっぱり嬉しいです、そういうお気持ち。だから、歌う度に、感謝の気持ちが湧いてきます。
本当にありがとうございました。

というわけで、その「春・冬(さて、どちらでしょう〜?)が来る前に」を只今鋭意練習中です。
「白露」ライブで披露しますので、どうぞお楽しみに!
そうそう、それから、私は、アンサンブルの極意も「On s’entend bien」だと思っていますので、
milly la foret の、、、たぶん、、、日々少しづつ向上しているだろう「聞き合う力」の成果も、
どうぞお楽しみに。笑

miori

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LIVE 022  牧草ライブ「白露」

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