今回作成しているアルバムは、とてもチャレンジ精神に溢れています。
よく「そこまでしなくてもよくない?」なんて言葉を発する人がいますが、これはクリエイターにとっては「猛毒」となります。
僕はありがたいことに、自他共に一流と認める、各分野の人々と接する機会を頂いていますが、この「そこまでしなくても。。」的な発言は聞いたことがありません。
1歩、1cm、1mmでも前へ、深く、強く、というこの飽くなきエネルギーを発している人は、「それだったら、こうしたらもっと良くなるかもしれない!」という姿勢に溢れているのでしょうね!
もちろん1stアルバム「Signifiant Signifié」も2ndアルバム「Bois Bleu」も、一つの妥協もせずに組み上げました。
それから数年、milly la foretの理想型に向かってスキルを上げていく内に、やれることが少しずつ増えてきました。
やれることが増えたということは、さらに深く表現できる可能性が増えたということ。
表現できる可能性が増えるということは、さらに表現したい事も増える、そしてやれる事をまた一つずつ増やしていく。。。
メビウスの輪のように簡単な原理のようで無限に続く、途方も無いチャレンジの連続。
僕はクリエイターではないけど、このチャレンジに参加出来ることの喜びは最近よく感じています。
決して楽ではないですが。。。。
そんなチャレンジの一つに、今回は生ピアノの録音もあります。
いくつものピアノメーカーを試奏出来る場所で、曲に最適なピアノを選んで録音する贅沢。
そして録音してきても、使えないと判断したらバッサリ切る、もしくは違った角度でアプローチして使ってみる、など。
録音した後も試行錯誤が続いている制作現場です。
shunsuke