プラスアルファ

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「面倒だなぁ」と思うことが頻繁にあるのだけれど、
私は、その面倒なことをあえてやるようにしています。
それは、プラスアルファが生まれるからです。

例えば、スーパーマーケットで買い物をすれば、
誰とも喋らなくていいし、全てがいっぺんに揃うので、非常に便利かつ合理的。
けれど、1パック200円のイワシは200円のコインと交換され、
その間には、何も生まれない。
でも、お魚屋さんに行って、一皿200円のイワシを買おうとすると、
「今日のいわしは、○○産で脂がのってるよー。」とか、
「手開きして、カレー粉で焼くと美味しいよ。」とか、
「2皿300円でどう?」などと話しかけられる。

「そんなことのために、わざわざ行くのですか?」と言われると、
確かに「そんなこと」という場合も多いです。
でも、すごーくいい話に出会ったり、心がポワッと温かくなったり、
知らず知らずのうちに「魚を見分ける目」が養われていたり・・
そういうことも、多い。

それに、モノは壊れたり食べたりしたら無くなってしまうけれど、
目には見えないプラスアルファは、ずっと私の中に居続けてくれるのです。
凄いことだなぁと、いつも思います。
ということで、私達は、「牧草ライブ」を、
「プラスアルファが生まれるライブにしよう!」
と言い合って始めたわけなのですが、
なんとなく、いい感じになってきたような気がします。
勿論、まだまだ改善すべきことはいっぱいありますが、、、
だんだん、お客様と、いいコミュニケーションが出来るようになっているような気がするのです。
実際にお話させて頂いたり、お手紙やメールでやりとりすることだけではなく、
ライブ中のキャッチボールや、
心と心の会話みたいな感じのものから、生まれているのですよ、プラスアルファが。
「ガラス瓶の遊園地」の歌詞ではありませんが、
今、そういう目に見えない宝物や購えない宝物を抱えてる喜びを、
そっと噛み締めております!
入学式やら始業式やらイースターやら花見やら、大忙しの春の日に、
遠路遥々、ご来場本当にありがとうございました。
皆さんから頂いたプラスアルファ、大事にしますね。

miori